TOPICS 2016年2月17日 10:00
IHIとグループ各社は、グループで提供している自動倉庫の保守事業に、設備や機器などのIoTから得られる作業履歴情報やセンサデータを活用した保守サービス支援システムを構築し、本格的な稼働を開始している。
新システムは、IoTを活用した事例として故障予測や計画点検、遠隔監視などの機能を提供し、顧客企業に対する保守サービスの高度化を実現するという。
このIoT事例の経緯は、そもそもIHIグループが、社内外の多種多様なビッグデータを解析して各事業部に展開するための部を設立したことに起因する。この新設部署では新たな事業機会の創出や製品・サービスの高度化・総合化を目指して、自動倉庫事業を推進してきた。ILMでは、これまでも自動倉庫内の設備や機材の稼働状態をリアルタイムに監視していた。一方、保守サービスをより高度化するためには、収集したデータを活用するといった、顧客の設備状況や保守要員の作業履歴などを分析、活用し顧客設備の稼働率を高めることが求められていた。
このニーズに対し日本IBMは、設備や機器などのIoTから得られるビッグデータを解析して故障予測や計画点検のための、設備管理サービスを新システムへ提供。ILMでは、この新システムを使うことで故障対応の質の向上、定期点検の効率化、遠隔監視など保守サービス高度化を実現できるようになるという。
日本IBMは、設備や機器などのIoTから得られるビッグデータを解析してトラブルの予兆を検知し、IBMがグローバルで蓄積してきた知見を生かしながら、品質、サービス、保全領域の最適化を支援していくという。
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