TOPICS 2017年3月16日 10:00
昨今のバズワードである「AI(人工知能))と「シンギュラリティ(技術的特異点)」。情報セキュリティとAIの関係性はどのようなものか? 情報セキュリティのシンギュラリティとはどのような変革か? 日本セキュリティ・マネジメント学会で責任者を務める情報セキュリティの専門家が、情報セキュリティのシンギュラリティについて考察する。
AIの進化がもたらすシンギュラリティの一般的な定義である「人間の脳がAIと融合するとき」「人間の脳のニューロン構成密度をしのいで知性や自我に目覚めるとき」といった状況は、現在では2035年あたりから兆候が現れるとも言われている。
2017年現在でも「人間が作ったプログラム通りにしか動けないAI」という前提を覆すテクノロジーとしてディープラーニングがあり、これによって人間が作った論理回路をベースに多数の学習を行い、いわゆる「定石」に加えて、圧倒的な量のパターンを生みだすことが可能となった。
たとえば将棋の世界におけるAIは実際に人間と対戦したり、コンピュータ同士で超速度の対戦を行ったりすることで、シミュレーションのケースを学習していく。このようにしてナレッジベースを再構築したり、パターンテーブルを数兆通りも作り出したりすることが、論理的には可能だ。さらに全体の論理を描画しながら、最もバランスの良い駒の手を考察することに取り組み、その一部は実現しているとも言う。このように考えると、将棋を含めたいわゆる“勝負の世界"では、急速にシンギュラリティに近づいているとも言う見方もある。
情報セキュリティの分野においても暗号が一瞬で破られるといわれている「量子コンピュータ」の存在が無視できないものになっており、シンギュラリティが肉薄していることを実感する。現状の認証方式も同じで、認証が役に立たないという状況もすぐそこに来ているという専門家も存在する。こうした混沌とした状況は、今後どうやって進むのだろうか――。
以上、下記URLからの要約。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1702/17/news028.html
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