TOPICS 2017年3月26日 10:00
経済産業省が2016年秋に公募したIoT事例でも明らかだったように、国内中小企業の製造現場にIoTが浸透し始めている。各製造業において、廉価なセンサーを使って自作したシステムにより、工場全体の稼働状況を見える化するといった取り組みが相次いでいるのだ。事業規模の身の丈に合った投資で実現する「インダストリー4.0」の波が、ささやかに、だが、確実に訪れている。
これまで、多くの中小企業経営者はIoTに関心はあるものの、広く普及しなかった。その二大阻害要因とは、すなわちIoTの「わかりにくさ」と、さらに導入に1億円以上かかるなど投資費用の高額さにあった。
だが最近では、安価なコンピューターや通信機器を活用する事例が増えてきている。精密機械産業が集積する長野県岡谷町などでは、2016年末に「10万円からのIoT」の活動が始まっている。なかには1万円以下の格安ボードコンピューターを活用し、工作機械の背面にあるリレーボードの状態をデジタル信号に変換し、工場内の機械の稼働状態をモニター1台で一元的に管理できるよう事例も現れた。
この活動には中小製造業に加え、ソフトウエア関連の企業も参加。これらIT側の企業が参加することで、ローカルでIoT導入を支援するシステムインテグレーターも共に成長できる。
このような「身の丈にあったIoT」を普及させるべく、日本商工会議所では「IoT活用専門委員会」を立ち上げ、全国各地の会議所から上記のような優良IoT事例を集め、横展開していくという。
以上、下記URLからの要約
http://newswitch.jp/p/8195
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