TOPICS 2017年6月19日 10:00
2017年4月に開催された「ガートナー・ITインフラストラクチャ&データセンターサミット2017」の基調講演で自動車部品製造の旭鉄工が登壇し、同社のIoT事例について講演。初期投資が低く町工場でも簡単に使えるIoTシステム構築への取り組みについて紹介した。
旭鉄工は、自動車のエンジン、ブレーキ、トランスミッションなどの部品を製造する中小メーカーである。トヨタ生産方式による生産性の改善をすすめるなかで、大きな成果を生み出したのが「製造ライン遠隔モニタリングシステム」である。これは、安価なセンサーを使い、自社開発で生産ラインのIoT化を実現したものだ。自社工場の機器から情報を吸い上げ、生産数、サイクルタイム、停止時間を把握し、改善スピードを大幅にアップするなどの成果を生み出した。このシステムを使い3億円以上の設備投資削減と、1億円以上の労務費低減を実現したという。
当初は外部システムの導入を検討したが、大規模で高額(数百万円から数千万円)であるうえ、現在保有する古い設備ではネットワーク機能を付加することができなかったり、欲しいデータが取れなかったりする課題に直面し、結果的に自社で全てを開発することにした。
このIoT事例の成果を受け、同システムの外部展開を進めるために新会社を設立。同システムを他の中小企業に導入する取り組みを始めている。
以上、下記URLからの要約
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1705/23/news011.html
Dynatrace社が「IoT消費者信頼感報告:エンタープライズクラウド監視の課題」と題するレポートを発表し、消費者はIoTデバイスに対してさまざまな潜在的リスクを感じていることが分かった。 自家用車IoTに対する懸念 消費者の懸念の中で最も明白なのは自家用車であった。 調査対象者の中で85%が...
Analytics News ACCESS RANKING