CLOSE UP コラム | 「電脳防災コンソーシアム」が設立---人工知能(AI)を積極的に活用する防災/減災を目指す

「電脳防災コンソーシアム」が設立---人工知能(AI)を積極的に活用する防災/減災を目指す

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2017年11月09日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

慶応義塾大学、情報通信研究機構、防災科学技術研究所などは、10月19日、「電脳防災コンソーシアム」を共同で設立したと発表した。人工知能(AI)を積極的に活用する防災/減災を目指す。

「電脳防災コンソーシアム」とは

慶応義塾大学環境情報学部山口真吾研究室、情報通信研究機構、防災科学技術研究所、ヤフー、LINEの5者が共同で設立したコンソーシアム。

毎月1回のペースで会合を行い、被災者/避難所の支援につなげるための災害情報に関する課題整理などを行い、政策提言をとりまとめる。

2018年4月頃に、中間とりまとめの公表、および、公開シンポジウムの開催を予定している。

検討内容

検討内容は以下の5点。

①被災者/避難所の支援につなげるための災害情報に関する課題整理
②インターネットを通じて被災者から災害情報を大規模に集信する仕組みづくり
③防災/減災のためのインターネット/メディア/AIの一層の活用方策
④関連する地域実証プロジェクトへの協力/支援
⑤上記①~④に関する政策提言のとりまとめ

防災力を強化する政策提言へ向けて

「電脳防災コンソーシアム」は、これらの課題解決に向けて議論をリードし、政府/地方公共団体/指定公共機関との連携により、防災力を強化する政策提言を目指す。

以上、下記URLからの要約
http://www.risktaisaku.com/articles/-/4066


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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