CLOSE UP コラム | ソフトウエア・ロボットでパソコン業務効率化。RPA導入事例。

ソフトウエア・ロボットでパソコン業務効率化。RPA導入事例。

CLOSE UP 事例

2017年07月24日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

パソコン業務の自動化などホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みとして注目を集めるソフトウエア・ロボット「RPA」(Robotic Process Automation:ロボティック・プロセス・オートメーション)の最新事例を紹介する。

オリックス事例では、ソフトウエアロボットを前提に、新たな業務フローを設定。

RPAは、画面上のアプリケーション、システム画面を識別し、人間と同じように操作を行うことができるソフトウェアロボットである。徹底した可視化で業務を洗い出し、たとえばExcelから基幹システムへのデータのコピペーストなど単調なパソコンでの事務業務を、正確かつ高速に実行する。

RPAの適用範囲は広い。たとえば、オリックスのグループ企業であり、レンタカーやリースといったグループの事務処理や顧客管理業務を受託しているオリックス・ビジネスセンター沖縄の事例では、レンタカー予約業務の効率化にRPAを導入した。Webのレンタカー予約サービスの基幹システムに入力する業務にRPAを導入したところ、データ入力ミスがゼロになったという。

オリックスは、いち早くRPAを導入した企業であり、同ビジネスセンター沖縄では、導入にあたり、ソフトウェアロボットがいる状態で業務をどのように設計すべきか、RPAを前提に仕事を見直したという。結果、事務作業のうち、「情報の収集」と「情報の転記」の二つをRPAで自動化することを決め、現状の業務フローを基に、両作業をRPAが担う新たな業務フローを設計した。その際、一つの業務を全てRPAが担う形態は取らず、ソフトウエアロボットが誤動作したり場合は人手で対応できるようにして、リスク分散を図ったという。

このほか、住友林業、日本生命によるRPA導入事例も紹介。

以上、下記URLからの要約
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16281640S7A510C1000000/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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