CLOSE UP コラム | IoTで現場作業員を守る---ウェアラブル機器で熱中症やバス事故を防止

IoTで現場作業員を守る---ウェアラブル機器で熱中症やバス事故を防止

CLOSE UP 事例

2017年10月12日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

過酷環境が多い現場作業員の健康と安全を守るために、IoT技術を活用したウェアラブル機器を活用し、人の生体情報をリアルタイムで把握する動きが進んでいる。

明電舎の熱中症対策用「バイタルセンシングバンド」

明電舎は、工事現場を多く抱えているため、「夏場の熱中症」「不安定な足場からの転倒による負傷」などの労働災害が課題となる。

そこで同社は、富士通が開発した腕時計型のIoTウェアラブル機器「バイタルセンシングバンド」を導入した。

内蔵センサーが「温度」「湿度」「脈拍変動」などを常時測定し、「熱ストレスレベル」「身体負荷レベル」が表示され、監督者が一目瞭然で危険度を判定できる。

NECの事故防止用「腕時計型ウェアラブル機器」

NECは、バス事故防止のため、乗務員を見守る腕時計型ウェアラブル機器を開発した。

「脈拍」「体温」「体の揺れ」などの生体情報を機器から取得し、データ解析で体調変化や疲労度をリアルタイムで把握できる。異常を検知した場合、早めに対処することで事故防止につなげる狙い。

NECは「鉄道乗務員にも同様の仕組みを応用できないか開発を続ける」としている。

以上、下記URLからの要約
http://www.sankei.com/premium/news/171004/prm1710040001-n1.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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