CLOSE UP コラム | 愛知時計電機とソフトバンク、「NB-IoTを利用した水道メーター無線自動検針実証実験」実施へ---「漏水検知」から「見守りサービス」までを視野に

愛知時計電機とソフトバンク、「NB-IoTを利用した水道メーター無線自動検針実証実験」実施へ---「漏水検知」から「見守りサービス」までを視野に

CLOSE UP 事例

2017年12月21日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

愛知時計電機とソフトバンクは「NB-IoTを利用した水道メーター無線自動検針実証実験」を開始すると発表した。

実証実験① 「NB-IoT」の適用

本実証は、LPWA(Low-Power Wide Area:省電力広域無線通信規格)の1つである「NB-IoT」を利用するもので、2018年1月より開始する。

NB-IoTを利用して地中に設置されている水道メーターの検針値を取得した場合の「受信強度/通信成功率/通信時間」などの確認を行い、水道メーターのスマート化にNB-IoTを適用できるかを検証する。

実証実験② 他のインフラセンサーデータとの総合分析

同じ地域/時刻から取得できる複数の水道利用データについて、ソフトバンクのIoTプラットフォームを通じて可視化し、他のインフラ系データ(電力/ガス/他センサーなど)と連携させながら総合的に分析する。

実証実験③ データ取得のタイミングの短縮化

通常、検針は2カ月に1度の頻度で実施されているが、どの程度までデータ取得タイミングを短縮化できるかについての検証も行う。

活用方法の検討

この分析方法によるさまざまな活用方法も検討されている。

「検針コスト削減」「漏水検知」「災害時対応」「水運用計画効率化」のほか、スマートメーターで取得するデータと日常の活動との関連性を分析し、「見守りサービス」「ヘルスケア」など、新しいサービスの創出に向けて検討を進める、としている。

以上、下記URLからの要約
http://svrinfo.jp/detail?p=199955


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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