Tableauとは
・概要
・主な特徴
・主な機能①「Tableau Desktop」
・主な機能②「Tableau Server」
・主な機能③「Tableau Online」
・主な機能④「Tableau Mobile」
・主な機能⑤「埋め込み分析」
・主な機能⑥「Tableau Public」
・主な機能⑦「Tableau Reader」
・オフィシャルサイト情報
Tableau(タブロー)とは、使い勝手に優れたセルフBI型ビジュアル分析ツール。
Tableauは、各種データソースから得られたさまざまなデータを可視化し、データに対する理解を手助けするためのツールである。ドラッグアンドドロップの簡単なマウス操作で、データの集計/グラフ化を行える。
Tableauは「高度な視覚化」「ダッシュボード」「超高速処理」「プログラミングが必要ない」などの特徴を持つ。
主な用途として「サプライチェーン分析」「小売分析」「Webサイト分析」「マーケティング分析」などのさまざまなデータ可視化分析に活用できる。
Tableauは、アメリカのTableau Software社が開発を行っている。
Tableauは、BIツールの中ではリーズナブルな価格設定であり、導入のハードルは低く設定されている。また、「1ユーザーから導入できる」点も特徴。
低価格であるにもかかわらず、非常に高度な機能も備えており、コストパフォーマンスは高いとされている。
Tableauは、17000以上のユーザーが利用している。
IT調査大手の米GartnerのBIツールの業界分析(2016年版)において、「Tableau Software社」は、「Microsoft社」「QlikTech社」とともに、Leaders象限に位置づけられ、評価を受けている。
Tableauのインターフェースは「洗練」「直感的」「分かりやすい」などの点を特徴としている。
画面上では設定項目が視覚的に分かりやすく表示されており、グラフ描写からドキュメントデザインまでドラッグアンドドロップで簡単に行える。
そのため、データ分析に関する専門的なスキルを持たない人でも簡単にデータ分析を行える。
Tableauでは、「ビュー」「ダッシュボード」「ストーリー」という3種類のシートが存在する。
「ビュー」とは
データを挿入しグラフなどを作成するためのシート。
「ダッシュボード」とは
複数の「ビュー」を組み合わせるためのシート。
「ストーリー」とは
複数の「ダッシュボード」などを組み合わせて情報を伝達するためのシート。複数の「ダッシュボード」を組み合わせて、多角的なデータ把握を行える。
Tableauの各プロダクトは、「VMWare」「Citrix」「Hyper-V」などの仮想環境で動作する。
Tableauの各プロダクトは、Unicodeに対応しているため、どの言語で保存されたデータでも取り扱うことが可能となっている。
インターフェースおよび資料は、「日本語」「英語」「フランス語」「ドイツ語」などの各言語に対応している。
Tableauは、導入/スケール/監視などの作業を簡単に行えるようになっている。
「コンテンツ」「ユーザー」「ライセンス」「パフォーマンス」「各種パーミッション管理」などについて管理できる。
Tableau ServerやTableau Onlineを使用すると、ビジュアライゼーションと参照元データを安全に共有し、チーム全員で最新データでインタラクティブなビジュアライゼーション分析を行える。
Tableau社では、多額の研究開発投資を行っており、常にアップデートをリリースしている。
ユーザーの需要の変化に迅速に対応し、Tableauプラットフォームには、今後もさらに多くの機能が提供される予定となっている。
Tableauは「Active Directory」「Kerberos」「OAuth」「その他標準的セキュリティプロトコル」などとシームレスに統合している。
セキュリティルールを中央管理し、マルチテナンシーオプションと詳細なパーミッションコントロールで、ユーザーとコンテンツのセキュリティを確保できる。
Tableauは、数百のデータソースに対応している。オンプレミスデータでもクラウドデータでも、コードを書かずに接続できる。
接続可能な主なデータソース
・Microsoft SQL Server
・Oracle
・Googleアナリティクス
・Google BigQuery
・Hadoop
・AWS Redshift
・Salesforce
・一般的な企業データソース など
しきい値を設定しておけば、データの変化に応じてメールでアラートを受信でき、常に最新の情報をキャッチできる。
「Tableau Desktop」とは、ビジュアル分析ツールであり、さまざまなデータソースに接続し、ドラッグアンドドロップの簡単なマウス操作で、データ分析の作成/編集/閲覧を行える。
以下のようなさまざまなグラフ表現を行える。
・棒グラフ
・円グラフ
・折れ線グラフ
・二重軸グラフ
・エリアチャート
・ヒートマップ
・ツリーマップ
・散布図
・ヒストグラム
・ガントビュー など
データと地図を連携させたインタラクティブマップの自動作成を行える。
Tableauのマップはデータを引き立てるように特別にデザインされたもので、ジオコードや地域区分をカスタマイズし、世界50か国以上の郵便番号を使用したマッピングが可能になっている。
Tableau Desktopでは、解析用プログラム言語「R言語」との連携が可能で、R言語での分析結果をTableau側に表示できる。
また、プログラム言語「Python」との連携も可能になっている。
Tableau Desktopでは、データをオフラインにして作業することも可能で、ノートPCでのデータセット分析も行える。
「Tableau Server」は、「Tableau Desktop」で作成された分析を管理し、Web上でセキュアに共有する機能を提供する。
特にエンタープライズ向けプロダクトであり、組織全体で共有するために活用できる。
ユーザーは、ブラウザもしくはモバイルアプリから「Tableau Server」にアクセスし、インタラクティブダッシュボードに対して、閲覧/編集/コメントなどの処理を行える。
どの場所からでも、企業全体での最新データ共有を行える。
「Tableau Server」は、既存データインフラストラクチャとの柔軟な統合が可能で、オンプレミスデータとクラウドデータに対応できる。
「Tableau Server」を導入することで、セキュアな分析共有環境を構築できる。
サーバ側で柔軟で厳格なセキュリティポリシー設定を行え、データ接続先に対するアクセス管理権限を適切に設定することで、セキュアな分析作業を行える。
ユーザーが個々に「Tableau Desktop」からデータソースにアクセスして分析を作成する場合、重複作業などが発生してしまう場合がある。
「Tableau Server」でデータソースを集中管理することにより、分析しやすく整備されたデータソースの共通提供が可能となり、ユーザーの分析作業の効率化を図れる。
「Tableau Server」ではさまざまなジョブをスケジューリングし自動化できる。
「データ抽出」「分析」「出力」「ユーザーへ送付」などのルーチン作業を自動化することで効率化が可能となる。
「Tableau Online」は、完全クラウドベースの分析プラットフォーム。
ダッシュボードをパブリッシュすることで、チームメンバー内でデータからの発見を共有できる。
「Tableau Online」は完全ホスティング型ソリューションであり、ユーザーは煩雑な手間を省き、Tableauの各種機能を迅速に利用開始できる。
「サーバ構成」「ソフトウェアアップデート管理」「ハードウェア容量拡張(スケールアップ)」「セキュリティ対策」などの保守管理は、すべてTableau社が行うため、「サーバ構築のためのイニシャルコスト」や「ランニング保守コスト」を削減できる。
「スモールスタートで開始し、規模の成長に合わせてスケールアップする」などの方法として利用できる。
「Tableau Online」を利用すると、VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用せずに、シンプルでセキュアに分析環境へアクセスできる環境を用意でき、企業の枠を超えたデータ分析コラボレーションを行える。
社外のチーム/パートナー/顧客などを「Tableau Online」に招待し、インタラクティブなビジュアライゼーションと最新データを共有することで、共同分析プロジェクトを実施できる。
「Tableau Online」のインフラストラクチャは、セキュリティ基準「SOC(Service Organization Control) 2」要件をすべて満たしており、サイト管理者は、ユーザー/コンテンツ/データなどに対する認証/アクセス制限を集中管理できる。
「Tableau Mobile」は、モバイル用アクセスツールで、合理的に設計されたインターフェースにより、データ参照や分析を行える。
「埋め込み分析」機能とは、さまざまなビジネスポータル(Webサイト/Salesforce/SharePointなど)にインタラクティブなダッシュボードを埋め込み表示できる機能。
「Tableau Public」は、作成した分析結果をオンラインで公開したり、閲覧するための機能を提供する。
作成した分析結果をソーシャルメディアなどを通じて公開できる。
「Tableau Reader」は、作成した分析結果を閲覧するためのアプリケーション。
作成者の許可の範囲内であれば、データの表示/フィルタ/ドリルダウンなどの操作も行える。
→Tableauオフィシャルサイト →Tableau の使用事例
Analytics News ACCESS RANKING