「デシル分析(Decile Analytics)」とは、購買履歴データをもとに全顧客の購入金額を高い順に10等分し、各ランクの購入比率や売上高構成比などの有益な情報を得るための分析手法。「デシル(Decile)」とはラテン語を語源とする「10等分」という意味であり、「デシル分析」は、「10分の1分析」と言い換えることもできる。「デシル分析」の比率や構成比によって、対売上高貢献度の高い優良顧客層を知ることができる顧客分析手法。
「デシル分析」の目的は優良顧客層を把握し、そこに集中して効率的なマーケティングを施策することにある。
たとえば、自社の顧客データを「デシル分析」によって、「売上の80%は20%の顧客が生み出している」と言うパレートの法則に当てはまるかどうかを検証する。実際に、上位2割の顧客が何割の売上を占めているかを把握できれば、上位の優良顧客に対してどのようなサービスができるかといったマーケティング施策を施すことが可能となる。
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