「ボット(BOT)」とは、人間がコンピュータを操作して行う処理について、人間に代わって特定の命令に従って自動的に実行するアプリケーションプログラムを意味する。
「ボット(BOT)」の名称は、人に代わって作業を行う機械「ロボット(ROBOT)」を語源としている。
別称として「インターネットボット(Internet Bot)」「ウェブボット(Web Bot)」などがある。
ボットは、主にインターネットにおいて、単純な繰り返しタスクを自動で実行するプログラムを指す。そのため、ローカルマシン内でのみ動作するプログラムは含まない場合が多い。
ボットによるタスク実行速度は、人間が手動で行う場合に比べて、遥かに高速に実行される。
ボットの代表例として、「クローラー」や「検索ロボット」「サーチボット」と呼ばれる機能がある。
Googleなどの検索エンジンなどが、インターネット上に存在する無数のWebサイトを定期的に巡回して、サイト情報を自動的に収集する。サイト内のページ上のリンクを順にたどっていくことで、それぞれの情報を自動的に収集して、分析と分類を行い、データベース化していく。
この作業を人間の手作業で行おうとした場合には、膨大な時間とコストがかかるが、常時「クローラー」に実行させることで、検索結果をアップデートし続けることが可能になる。
サイト管理者は、設定ファイル「robots.txt」や「Webページ(HTMLファイル)のmetaタグ」などの指定により、「クローラー」巡回による情報収集を回避することもできるようになっている。
「コミュニケーションボット(AIアシスタント)」とは、人間の自然言語による質問を受け付け、自然に応答できるボット。
「天気予報」「郵便番号情報」「スポーツ対戦結果」などの情報を提供する。
代表的なコミュニケーションボットとして、Apple「Siri」、Microsoft「Cortana」、Google「Googleアシスタント」などがある。
「Twitterボット」とは、Twitter上において自動的にツイートを発信するプログラムのことで、これもボットの一種とされる。
ツイート内容としては「天気予報」「時報」「公共交通の運行情報」などの役立つ情報を発信しているものが多い。
さまざまなTwitterボット用のプログラムやサービスが用意され、シンプルなボットであれば、プログラミングスキルがなくても作成できる。
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