チャットボット開発用クラウドサービスとして、「AWS:Amazon Lex」「Azure:Azure Bot Service」「Google Cloud:Dialogflow」について紹介。

チャットボット開発用クラウドサービス

チャットボット開発用クラウドサービスとして、「AWS:Amazon Lex」「Azure:Azure Bot Service」「Google Cloud:Dialogflow」について紹介。

主要なチャットボット開発用クラウドサービスを紹介。

AWS「Amazon Lex」

■概要

AWSが提供する「Amazon Lex」は、音声やテキストを使用する対話型インターフェース構築サービス。

「音声テキスト変換用音声認識機能」や「テキスト意図認識用自然言語理解機能」などの高度な深層学習機能を使用できるため、エンドユーザーにとって使いやすくわかりやすい会話を実現するアプリケーションを開発できる。

Amazon Lexは、AIアシスタント「Amazon Alexa」に採用されている技術と同じ深層学習技術を利用できるため、自然言語での高度なチャットボットを短時間で構築できる。

→AWS →Amazon Lex

■主な特徴

優れた自然言語モデルを構築

Amazon Lexに、いくつかのフレーズ例を提供するだけで、音声やテキストを使用して対話できる優れた自然言語モデルを構築できる。

パブリッシュ

Amazon Lexでは、チャットボットをAmazon Lexコンソールから直接デプロイし、各種チャットサービスに簡単にパブリッシュできる。

・モバイルデバイス
・Webアプリケーション
・Facebook Messenger
・Slack
・Twilio SMS など

フルマネージドサービス

チャットボットはエンドユーザーとの会話で入力される音声やテキストを処理するが、ユーザー利用度が高くなってもボットの処理能力を自動的に強化できる。

Azure「Azure Bot Service」

■概要

Azureが提供する「Azure Bot Service」は、ボット開発向けに特化されたマネージドサービス。

「Q&Aチャットボット」から「インテリジェントなエンタープライズレベルの仮想アシスタント」まであらゆる種類のボットを構築できる。

→Azure →Azure Bot Service

■主な特徴

AIサービス「Azure Cognitive Services」統合

「Azure Bot Service」はAIサービス「Azure Cognitive Services」と統合することで、チャットボットに対して高度な自然言語処理機能や音声処理機能を追加できる。

徐々に拡張しながら構築

最初に基本的なQ&Aチャットボットを作成し、徐々に拡張していくことで、複数ターン会話を処理できる高度な仮想アシスタントに成長させることができる。

マルチ通信チャネル統合

「Azure Bot Service」を複数の通信チャネルと統合できる。

・Webサイト
・アプリ
・Microsoft Teams
・Skype
・Slack
・Cortana
・Facebook Messenger など

Google Cloud「Dialogflow」

■概要

Google Cloudが提供する「Dialogflow」は、会話型インターフェースを作成するための開発スイートサービス。

エンドユーザーとビジネス間の自然で豊かな対話を可能にするチャットボットを構築できる。

→Google Cloud →Dialogflow

■主な特徴

エージェントトレーニング

「Dialogflow」に小さなサンプル用データセットを提供することで、カスタムエンティティタイプを識別するようにエージェントをトレーニングできる。

事前作成済エージェントテンプレートを使用したトレーニングも実施できる。

ナレッジコネクタ

「Dialogflowナレッジコネクタ」を使用すると、企業内に保存されている「FAQ」や「ナレッジベース」などの情報を一括して追加できる。

ナレッジコネクタは「Google検索」や「Googleアシスタント」で使用されるものと同じテクノロジーを使用して、提供されたデータコーパスから正しい答えを抽出する。

ユーザーセンチメントを理解

「Google Cloud Natural Language」と統合することで、ユーザークエリごとにセンチメント(感情)分析を実施し、その反応により会話を分岐できる。

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