[2015年09月30日 ]
株式会社KSKアナリティクス
データアナリスト 足立 悠
ここで、アナリティクスとアナリシス。分析に関する言葉とその意味について考えてみましょう。両者は何が違うのでしょうか?
アナリティクスとアナリシスの違いは、様々な場所で説明されています。
【 Wikipedia(※1)】
「アナリティクス」は、データ「アナリシス」から価値のある知識(ビジネス状況に応じた行動の推薦や意思決定の手引き)を得ることである。よって、アナリティクスは個々のアナリシスやアナリシスの手段にはこだわらない。
【 KDnugget(※2)】
データ「アナリシス」は実践的なデータ探査と評価を意味し、データ「アナリティクス」はデータアナリシスを含む広範囲を意味する。アナリティクスは、アナリシスの背後に存在するサイエンスを定義する。
【 PESTLE analysis(※3)】
ビジネス「アナリシス」は機能やプロセスを重視し、ビジネス「アナリティクス」はデータやレポーティングを重視する。つまり、ビジネスアナリティクスは、統計・定量分析(アナリシス)、データマイニング、予測モデリングなどの技術、過去の成果調査、情報検索を駆使し知見を得ることが主な狙いである。
ここまで紹介した、3つの事例に共通する内容を図示してみます。
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大手電機メーカーでエンジニア、事業会社でデータ分析者を経てKSKアナリティクスへ入社。機械学習・ディープラーニングを用いたレコメンデーション、異常検知を得意とする。また、分析セミナー講師や技術雑誌への記事執筆も行う。
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