「KPI(Key Performance Indicator)」とは、日本語では「重要業績評価指標」などと訳される。
KPIは、企業における経営目標を達成するために、部門組織や部門スタッフが日常業務を進める際において「達成進捗を監視し計測するために使われる定量的な指標」を指す。
KPIを使用して達成進捗を具体的数値で測定し表現することで、現状において、達成するべき目標に対してどのくらい進捗しているのかを把握できる。
目標達成のためのプロセスが適切に実施されているのかを確認できるため、問題がある場合には、プロセスに修正を加える根拠として活用できる。
「KGI(Key Goal Indicator)」は、日本語で「重要目標達成指標」と訳される。
特定期間を対象として「何についてどれだけの成績を達成するのか?」という最終目標を数値で指標化する。
「KGI」は「企業全体目標」を示すもので、企業戦略の達成度を評価する指標として用いられる。主として経営層により設定される。
「KPI」は、KGIを数多くブレイクダウンしたもので、KGI目標を達成するための「具体的なプロセス目標」として設定される。主として現場部門が設定する。
KPIは、基本的に、一定の期間が定められ、「月次」「週次」「日次」のように定期的に計測する。
対象期間単位で業績パフォーマンスを評価し、成績が思わしくない場合には改善策の策定および実施が求められる。対策実施に対する結果は次のKPI測定で評価される。
「月次」よりも「日次」のほうが、よりリアルタイムでKPIを把握できるメリットがあるが、KPI評価のための作業が過度な負担となる場合がある。
KPIを導入すると、評価基準を客観的なものにできるため、チームとメンバーに対する評価をより公平に実施できる。
組織やチームの目標を、あいまいな文章のような目標ではなく、共通の指標となるKPIとして定めることで、チーム全体の意思統一が図りやすくなる。
チームメンバーは、KPIという具体的な数値が目標となることにより、自己のパフォーマンスを客観的に把握できる。
また、プロセスが細分化されると目標を1つ1つクリアしていることを実感できるため、チームメンバーおよびチーム全体のモチベーションが向上し、さらなるパフォーマンス向上につながるメリットもある。
マーケティング部門や営業部門において、KPIとして「新規顧客獲得数」「新規受注獲得数」「訪問件数」「成約率」「解約件数」などが設定される。
所属部門スタッフが、これらの割り当てられたKPIを積み上げていくことで、部門全体としてKPI達成につながる。
カスタマーサポート部門としては、「顧客満足度」などのKPIを導入している企業がある。
企業人事部門では、「従業員満足度」「離職率」などがKPIとして設定される。
製造業においては「機械稼働率」「不良品発生率」「顧客満足度」などが対象となる。
企業Webサイトなどでは、「アクセス数」「検索エンジンからのセッション数の増加」「ユーザー滞在時間」などをKPIとして設定し、Googleアナリティクスなどのサイトアクセス分析ツールを利用して、定期的にKPI測定を実施し達成状況をチェックする。
参考元サイト
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