アベジャ社CEOインタビュー:「ディープラーニングが産業構造を変える」

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アベジャ社CEOインタビュー:「ディープラーニングが産業構造を変える」

TOPICS 2017年1月13日 10:00

アベジャ社CEOインタビュー:「ディープラーニングが産業構造を変える」

ディープラーニングソリューションを提供するベンチャー企業ABEJA(アベジャ社)CEO兼CTO岡田陽介氏は、「あらゆる産業でディープラーニングの活用が進み、産業構造を変えていく」と、明言する。ディープラーニングは、具体的にどのようなフェーズでその威力を発揮するのか、岡田氏に聞いた。

ディープラーニングが設計段階でボトルネックを発見する。

ディープラーニングは機械学習の一種だが、判断のための条件を人間が入力するのではなく、コンピュータに自動的に学習させる仕組みが特徴的だ。岡田氏によると、この自動的に学習するディープラーニングの力が最大限に発揮できるのは、次のような局面になる。

「たとえば建築、工業製品などの設計にディープラーニングを導入することで、製品の完成度を高めながら開発期間と工程を大幅に短縮することが可能になります」

具体的には、ディープラーニングを建築物や工業製品の設計段階に導入することで、「設計のシミュレーション時にミスを検出する」ことが可能となる。

現在の建築物、工業製品ともに、製品化されるまでにさまざまな検証作業が存在する。建築物であれば強度や耐震性、風の流れなどについて、工業製品、たとえば自動車であれば、操縦のしやすさや衝突時の安全性、空力性能など、設計段階で、多くの項目についてのシミュレーションを行い、場合によっては実験も併用し、慎重な検証を行っている。

「これまで設計の検証は、機械工学や流体力学、熱力学などを応用して、理論と経験から『これはOK』『これはダメ』と結論を出してきました。しかしそれは非常に手間も時間もかかるプロセスです。そこでコンピュータに過去の大量の設計データを読ませて学習させれば、より精度の高い判断を短時間で行い、設計ミスがあった場合にそれを検出することが可能になり、シミュレーションにかかる時間も大幅に短縮されるでしょう」(岡田氏)

設計段階で俯瞰からボトルネックが隠されていないかどうかを明らかにするのに、ディープラーニングは適しているようだ。ディープラーニングの技術は、建築物や工業製品の開発にとどまらず、新薬の開発プロセスなどさまざまな分野への応用が期待されている。

以上、下記URLからの要約
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/DTrans/ecs/121600050/?P=2

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