「デジタルへの変革」を意味する「デジタルトランスフォーメーション」のデジタル化フェーズは次のように定義できる。
・デジタル化第1フェーズ=「IT利用による業務プロセスの強化」
・デジタル化第2フェーズ=「ITによる業務の置き換え」
・デジタル化第3フェーズ=「業務がITへ、ITが業務へとシームレスに変換される状態」
「デジタル・トランスフォーメーション」により「サービス化」「オープン化」「ソーシャル化」「スマート化」の4つの大きな変化がもたらされるとされる。
以前は自社で所有する必要があったITインフラについて、クラウド登場により、「ITインフラサービス」として利用できるようになっている。
企業が求めているのは、手段ではなく「結果としての価値」であり、クラウドサービスへシフトしていくのは自然な流れといえる。
オープンソースソフトウェアが広まることで、「特定企業が専有する技術よりもオープンに開発されたプロダクトのほうが安心安全も担保される」という「オープン」概念が広く受け入れられつつある。
オープンに情報が行き交う時代においては、ビジネスにとって「オープン」が不可欠になろうとしている。
「Uber」「Airbnb」などの登場により、ソーシャルメディアテクノロジーは、コミュニケーションコストを劇的に下げることで、仲介ビジネスを過去のものにしようとしている。
ソーシャル化により、既存ビジネスモデルを破壊する新たなビジネスを登場させる基盤としても大きな役割を果たすことになる。
ビッグデータ/IoTの普及により、ユーザー個人単位の「個別の事実」をきめ細かくリアルタイムに捉えることができるようになり、人工知能(AI)によって分析され、それぞれの状況/意向をくみ取り、全体を考慮しつつも可能な限り個別のニーズに対応できるようになった。
人工知能は大量の「個別の事実」を分析し、知見発見/未来予測/最適判断を提示できるようになってきている。
双日、丸紅は4月にデジタル技術の活用を目的とした新部署の設置や組織改編を実施するなど、大手商社がデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)を加速している。 【デジタルトランスフォーメーションとは】 「デジタルトランスフォーメーション」(DX:Digital transformation)とは、「AIやIoTなどのICTを用いてビジネスや社会システムの基盤についてデジタルを前提とした仕...
Analytics News ACCESS RANKING