ドローンの安全性と規制として、「ドローンに搭載されている安全装置」「国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」「ドローン運用に関する基本的ルール」「関連法令および条例」「ドローン飛行についての許可・承認手続き」「ドローン保険」について紹介。

ドローンの安全性と規制

ドローンの安全性と規制として、「ドローンに搭載されている安全装置」「国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」「ドローン運用に関する基本的ルール」「関連法令および条例」「ドローン飛行についての許可・承認手続き」「ドローン保険」について紹介。

ドローンの墜落などの事故リスクを軽減するために、ドローン利用について法律による規制が存在している。

ドローンに搭載されている安全装置

近年発売されているドローンは、以下のようなさまざまな安全機能を備えているモデルも発売されている。

しかし、ドローンに関する安全を確保するためには、各種安全機能に依存するだけではなく、操縦者の安全に対する強い意識が求められる。

・自動パラシュート開放機能---飛行予定エリア外に到達した場合
・緊急停止機能
・空中自動姿勢維持機能
・進路や位置の自動補正機能
・各種センサーによる障害物検知機能
・障害物自動回避機能
・オート帰還機能---手動実行、バッテリー低下時、交信切断時
・飛行禁止区域侵入回避機能 など

国土交通省「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」

■概要

国土交通省では、航空法に基づき「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」を定めている。

→国土交通省 →無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

■違反した場合

ドローンに関する規制を定める中で中心的な役割を果たす航空法においては「無人航空機の飛行等に関する罪」が定められており、この罪に該当するとされた場合は「50万円以下の罰金に処する」とされている。

実際に、航空法規制に違反して逮捕された事例も発生している。

ドローン運用に関する基本的ルール

■空域制限

「航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域」や「落下した場合に地上にいる人などに危害を及ぼすおそれが高い空域」などにおいて無人航空機を飛行させる場合には、あらかじめ、地方航空局長の許可を受ける必要がある。

→国土交通省 →無人航空機の飛行の許可が必要となる空域について

①空港などの周辺の空域

ドローンが飛行機やヘリコプターと衝突してしまうことを避けるため、空港付近でのドローンの利用は制限されており、空港から数km以上のエリアが規制範囲に該当する場合がある。

②地表又は水面から150m以上の高さの空域

地表又は水面から150m以上の高さの空域を飛行させる場合には、許可申請の前に空域を管轄する管制機関と調整を行う必要がある。

③人口集中地区の上空

人口集中地区は、5年毎に実施される国勢調査の結果から一定の基準により設定される地域であり、ドローンを飛行させるエリアが対象エリアとなっているかについて確認する必要がある。

■無人航空機の飛行ルール

飛行させる場所に関わらず、無人航空機を飛行させる場合には、以下のルールを守る必要がある。

①夜間飛行の制限
②目視外飛行の制限
③対象物との距離を確保
④イベントエリア上空での飛行制限
⑤危険物輸送の規制
⑥落下物規制

関連法令および条例

無人航空機を利用する場合には「関係法令」および「地方公共団体が定める条例」などを遵守して飛行させる必要がある。

→警察庁 →小型無人機等飛行禁止法関係

→総務省 →ドローン等に用いられる無線設備について

→総務省 →「「ドローン」による撮影映像等のインターネット上での取扱いに係るガイドライン」(案)に対する意見募集の結果の公表

→国土交通省 →無人航空機の飛行を制限する条例等

ドローン飛行についての許可・承認手続き

『航空法第132条に定める飛行禁止空域における飛行』や『同132条の2に定める「飛行の方法」によらない飛行』を行おうとする場合には、申請書類を提出することが定められている。

「オンライン申請」「郵送申請」「持参申請」のいずれかの方法により申請が可能となっている。

→国土交通省 →許可・承認手続きについて

ドローン保険

近年、保険会社などから「ドローン保険」が発売されている。

月額数百円で利用できるものもあり、これらの保険の利用拡大が進んでいる。

主な保険項目

・賠償責任保険
・機体保険
・人格権侵害補償
・事故対応特別費用補償
・第三者医療費用保険金
・操縦訓練費用保険金 など

 

参考元サイト

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

ドローン最新TOPICS

【AIDrone】オーストラリア、ワニ被害軽減用スポッティングドローンを展開---AWSの技術を活用(2019年08月22日 11:24)

オーストラリアではAI搭載ドローン艦隊が配備され、ワニが危険なほどスイマーに近づき被害が発生することを避けようとしている。 ワニ被害の増加 オーストラリアの川は世界で最も高い密度でワニが生息しているとされている。 致命的なワニ被害数は近年増加しており、これはワニの個体数の増加によると考えられてい...

イベント情報

セミナー講演資料

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

文書を作る過程における情報(Slack/Teamsでのコメントなど)をどう管理、共有するべきか? ~新しい文書情報管理の考え方~

世界最高峰のリアルハッカー集団を活用した脆弱性対策 ~米国政府も採用、脆弱性診断・ペネトレーションテストを大胆に変革する方法~

【Microsoft365ユーザー向け】クラウドメールサービスの保護に向いていない、ゲートウェイ方式メールセキュリティの課題 ~API連携・AI技術により、セキュリティ強化と運用効率化を実現~

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

  • OSSNEWSに広告を掲載しませんか?

facebook

twitter