2019年9月14日、相鉄バスと群馬大学は、神奈川県横浜市で「大型路線バス自動運転の第1回実証実験」を実施した。
実証実験では、横浜市内にある「よこはま動物園ズーラシア」から約900m離れた「里山ガーデンフェスタ 2019 秋」の会場を往復運行する。
この実証実験は、大型バスを使用した営業運行の自動運転実証実験として日本初の試みとなる。
→Car Watch →相鉄バスと群馬大学、営業運行として日本初の大型バス公道自動運転を横浜市で実施~「I・TOP 横浜 路線バス自動運転プロジェクト」の実証実験
横浜市が推進している「I・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト」の一環であるこの実証実験では以下を目的としている。
・郊外における交通ネットワークの維持
・人口減少に伴う労働力不足への対応
・自動運転バスによる地域交通課題の解決
・大型路線バスでの自動運転適用における課題の解決
・地域における自動運転の機運の醸成
この実証実験を皮切りとして、横浜市内で相鉄バスが運行する路線内でも自動運転の早期実現に取り組み、自動運転「レベル4」による営業運転を目指すとしている。
2019年2月9日、愛知県「平成30年度自動運転実証推進事業」の試みとして、国内初の一般公道での「5G等を活用した複数台の遠隔監視型自動運転の実証実験」が実施された。
→KDDI IoT →国内初となる一般公道での5G自動運転の実証実験~KDDI・KDDI 総合研究所などが参画
この事業には以下の団体が参画している。
・KDDI
・アイサンテクノロジー
・KDDI総合研究所
・損害保険ジャパン日本興亜
・ティアフォー
・岡谷鋼機
・名古屋大学 など
この実証実験は、「公道」において「無人状態」で「5G」を使用した自動運転実証実験ということで注目を集めた。
KDDIは「5G自動運転車の開発/提供」「4G LTE通信ネットワーク」「5Gエリアの構築/評価」「車載通信機/遠隔管制卓とクラウドシステムをつなぐ通信システム」などを提供した。
KDDI総合研究所は「5G自動運転車の開発/提供」「5Gを活用した遠隔自動運転実現のためのシステム設計の検討と実装」をサポートしている。
昨年度までの自動運転に関する実証実験では「時速20km」での走行しか許可されていなかったが、5G回線は「高速」「大容量」「低遅延」であることから、「時速約30km」で運転席にドライバーのいない車両を公道走行させる実験が許可された。
自動運転車には、遠隔監視および制御用として「通常カメラ5台」と「高精細4Kカメラ1台」が搭載されており、遠隔管制室に映像を送信することで遠隔からの監視および操作が可能となっている。
遠隔管制室にはハンドルやアクセルなども用意されており、自動運転車が自動停止した場合などには、遠隔での運転操作で対応できる。
実証実験の結果として、交通量の多い公道で「2台同時」かつ「安全走行」できることが確認できた。
これにより、日本の公道で初めて、1人の遠隔ドライバーの監視のもとで、実用に近い時速約30kmという走行速度で複数台を同時に運行ができることを示せた。
また、自動運転に対する5G回線の有用性を証明する結果となった。
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概要 「英国の防衛科学技術研究所(Dstl)」および「米国陸軍戦闘能力開発司令部地上車両システムセンター」は、ミシガン州のキャンプグレイリング合同操縦訓練センターで連合自立補給(CAAR)実験を実施した。 共同実験の一環として、英国が設計した自律車両システムを組み込み、輸送オペレーションのテストなどが実施された。
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