CLOSE UP コラム | 「組織のしがらみ」を断ち切るAIが銀行の未来を切り拓く---真に顧客本位の銀行業務運営とは

「組織のしがらみ」を断ち切るAIが銀行の未来を切り拓く---真に顧客本位の銀行業務運営とは

CLOSEUP コラム

2017年07月25日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

「あと10年で消える職業」の中に「銀行の融資担当者」が含まれている予測もある。「現在の銀行業務の問題点」と「AIによって銀行の未来を切り拓く方法」について論じている。

AIは敵ではない

金融商品販売において「AIは心強い味方になる可能性」を秘めている。

AIは「根性論」や「意味のない数字」にとらわれた悪しき慣習を一掃してくれるに違いないと期待している。

真に顧客本位の業務運営とは

銀行の金融商品販売の現場にAIが本格導入された場合、AIは新しい投資信託を購入する「可能性の高い顧客」を抽出してくれることになる。

今までの「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的根性論ではなく、膨大なデータを元にした分析予測ベースによる最適な顧客を提案してくれる。

顧客にとっても望む提案を受けられる可能性が高まることにつながり、「顧客志向」「顧客本位」の業務運営の実現をもたらすはずである。

「組織のしがらみ」を断ち切るAIが銀行の未来を切り拓く

最前線の現場は、本部の「無意味な命令」に多くの時間と労力を奪われている。

AIが、多くの命令に対して優先順位をつけてくれるようになった場合、銀行業務は大幅に効率化される。

このような「組織のしがらみ」を断ち切るAI運用により、銀行の未来を切り拓くことができるのかもしれない。

以上、下記URLからの要約
https://zuuonline.com/archives/161544


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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