CLOSE UP コラム | 「農業データ連携基盤(農業データプラットフォーム)」の構築へ---農業に縁のなかった企業による新しい事業アイデア創出も

「農業データ連携基盤(農業データプラットフォーム)」の構築へ---農業に縁のなかった企業による新しい事業アイデア創出も

CLOSEUP コラム

2017年08月17日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

農業にビッグデータを活用する試みについて、「アグリ・インフォサイエンス(AI:農業情報科学)」を提唱している慶應義塾大学の神成淳司准教授に話を聞いている。

テクノロジーと人間を考えるうえで大事なポイント

神成氏は、農業も、人の「気づき」や「ひらめき」の力が大事な「ヒューマンサービス」であるとしている。

人間であるからこそ、そこから何かに気づいて、「こうすればもっといい作物ができる」という新しい農法がひらめく可能性がある。

ITを使って自分のノウハウをデータ化して整理して生産性を向上させられる。人間とIT(機械学習)のどちらにもさまざまな可能性があるため、それを認識しながら進めることが大事であるとしている。

農業データ連携基盤(農業データプラットフォーム)

産官学の連携により「農業データ連携基盤」の立ち上げが進められている。

この基盤には、農業に関するさまざまなデータが流通する見込みになっている。
・環境データ(地図、気象、土壌、水温)
・収穫量データ
・公的機関が所有するデータ
・企業が所有するデータ など

「無償のオープンデータ」と「有償データ」も提供される見込み。

ビッグデータを農業へ

農家/企業はプラットフォームからデータを必要に応じて引き出して、自分たちの生産作業/商品開発/マーケティング活動に使えるようになる。

農業に縁のなかった企業がデータを元に新しい事業アイデアを創出することにより、農業活性化についても期待できる。

活動予定

2017年8月中には、この農業データプラットフォームの協議会を発足させ、本格的な活動に向けての体制を整える。

2018年春ごろまでには、持続的な活動のためにプラットフォームの運営組織を立ち上げる予定。

以上、下記URLからの要約
http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/030900037/080400010/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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