CLOSE UP コラム | 【BigData】JR東日本、線路設備モニタリング装置を本格導入---ビッグデータ分析により線路保守作業を効率化

【BigData】JR東日本、線路設備モニタリング装置を本格導入---ビッグデータ分析により線路保守作業を効率化

CLOSE UP 事例

2018年07月06日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

JR東日本は、線路の状態を遠隔監視できる線路設備モニタリング装置を本格導入すると発表した。

線路設備モニタリング装置

線路設備モニタリング装置とは、「軌道変位モニタリング装置」と「軌道材料モニタリング装置」で構成され、営業列車の床下に搭載され、測定したデータは無線によって保線技術センターに伝送される。

「軌道変位モニタリング装置」は、レールにレーザーを照射して線路のゆがみを測定する。

「軌道材料モニタリング装置」は、「プロファイルカメラ(距離測定)」と「ラインセンサーカメラ(濃淡判別)」で、レールと枕木を固定するレール締結装置の状態や、レールとレールをつなぐ継目板ボルトの状態などを撮影する。

ビッグデータ分析による作業効率化

同社では、本装置の導入により、ビッグデータ分析に基づいて状態を把握して最適な時期に補修を行う「CMB型メンテナンス手法」の導入を図る。

これにより、多いところでは毎週行っていた徒歩による線路点検作業を効率化でき、「社員の安全性向上」と「線路点検の品質向上」も期待できる。

導入予定

軌道変位モニタリング装置は39台、軌道材料モニタリング装置は36台導入し、2020年度末までに50線区に導入する予定。

以上、下記URLからの要約
https://news.mynavi.jp/article/20180704-659043/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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