CLOSE UP コラム | NTT東日本、IoTを活用した農業分野での実証実験を実施---シャインマスカットの収穫量が約10%増加

NTT東日本、IoTを活用した農業分野での実証実験を実施---シャインマスカットの収穫量が約10%増加

CLOSE UP 事例

2018年01月18日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

NTT東日本は、山梨県山梨市でIoTを活用した農業分野での実証実験を行い、ブドウのひとつ「シャインマスカット」の収穫量が約10%増加したと発表した。

IoTでシャインマスカットの育成状況を見える化

装置はビニールハウス内に設置し「温湿度」「地温」「日射量」「土壌水分」などを検知する。ネットワークカメラを利用して遠隔地からハウス内の様子も確認できる。

光回線「フレッツ光」と無線LAN「Wi-Fi」を通じて、利用者は各数値をスマートフォンなどで確認できる。携帯電話電波ではなく光回線を活用することで映像を安定して確認できる。

同時に、基本的操作についての電話サポートも実施した。

実証実験成果

シャインマスカットは温度調整が難しい作物とされているが、装置を導入した昨年の実験では、10アールで1650キロが得られ、前シーズンから10%増の収穫となった。

また、ハウスを適温に保つことができることにより、損失回避額も500万円に上ったという。

「育成状況の見える化」により、勘に頼る部分が多かった農業分野での効率化が実証された。

パッケージ販売開始

同社は、IoTセンサー装置や電話でのサポートなどをパッケージにして、1月18日から販売を開始する。

以上、下記URLからの要約
https://www.zakzak.co.jp/eco/news/180115/eco1801150004-n1.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

最新TOPICS

最新情報はありません。

関連タグ

Cloud AutoML(クラウドオートエムエル)

  • AI

Cloud AutoML(クラウドオートエムエル)は、機械学習の専門知識がなくても、最小限の労力で、高品質のカスタム機械学習モデルをトレーニングできるサービス。

Amazon SageMaker(アマゾンセージメイカー)

  • AI

Amazon SageMakerは、さまざまな規模の機械学習モデルを迅速かつ簡単に構築+トレーニング+デプロイできるフルマネージド型機械学習プラットフォーム。

IoTプラットフォームサービス(アイオーティープラットフォームサービス)

  • IoT

IoTプラットフォームサービスは、楽天コミュニケーションズが提供するIoTビジネス向け通信環境構築サービス。

goo AI xDesign(グー・エーアイ・クロスデザイン)

  • AI

「goo AI xDesign」は、NTTレゾナントが提供するチャットボットAIサービスセミオーダーソリューション。

リアルタイムデータ処理()

  • 用語集

「リアルタイムデータ処理」とは、すべてのデータをストレージに格納して処理していた従来手法に代わり、ビッグデータをリアルタイムで処理するための手法。「ストリームデータ処理技術」「複合イベント処理技術」「インメモリデータ処理技術」などの技術を利用することで、データをリアルタイム分析できる処理基盤が普及してきている。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

注目のDB技術「HTAP」とは? ~手軽に、かつ高速に、リアルタイム分析を実現する方法~

データ活用におけるクレンジングの課題 〜「データ連携ツールを使っても非エンジニアには負担」の解決策〜

上からも下からもプレッシャー中間管理職の「悩み」をデータの視点で解決 〜タイムリーなデータ活用、円滑な状況共有を導く分かりやすいデータストーリーとは〜

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter