2016年05月23日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一
人工知能やロボットが学問として確立されたのは1950年代と言われているが、テクノロジーの目覚ましい進化に比して教育機関はいまだ発展途上である。国内で人工知能やロボットについて学べる教育機関は限られており、専門的に学ぶことができる大学の工学部はいまだ全国で50校あまりというのが現状だ。
学問としての人工知能やロボットの概要と、実際に人工知能やロボットが学べる大学、学部を紹介する。
機械工学の研究領域は、ものづくりの現場で働く自動生産設備ロボット(産業用ロボット)や人型ロボット(ヒューマノイド型ロボット)の開発、そして情報工学のソフトウエアとの共通領域である知能機械(人間のような知能をもつ機械)研究まで多岐にわたる。
近年の機械工学では生物の動きをモデルにした機械を開発しようという動きや、人間の血管のなかで動くような小さな機械の開発(ナノテクノロジー)などが注目を集めている。
機械工学とは、我々の生活を便利にする機械について学ぶことから、これからの産業社会の発展を支える学問とも言える。
情報工学の研究領域は、コンピュータ・システムやデータベースの開発、そしてウエアラブルコンピュータ(IoT)と人工知能である。
とくに小型化と軽量化がすすむIoT市場は、2019年までに16兆円を越えると見込まれる巨大な市場である。また人工知能の研究では、コンピュータには苦手な「その時の気分で適当に決める」「感情を理解する」といった人間にしかできない挙動をいかにコンピュータで可能にするかは、大きな研究テーマとなっている。
2016年現在、人工知能やロボットについて研究できる大学/学部/学科は次のとおり。
http://www.mirai-kougaku.jp/imagesearch/3rd/robot_01.php
1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。
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「サポートベクターマシン(SVM:Support Vector Machine)」は、 画像・音声などの情報データから、意味を持つ対象を選別して取り出すパターン認識手法のひとつ。
「R」を用いることで、クロス集計や回帰分析、クラスター分析、シミュレーションなどの基本的な統計分析が可能となる。またオープンソースとしてだけでなく、パッケージを導入することで最新の分析手法を実行することもできる。
「MapReduce(マップリデュース)」とは、大規模なデータを分散処理するためのプログラミングモデル。 分割されたデータの断片に加工を施し必要な情報を抽出するMap処理と、Mapで抽出した情報を束ねて処理結果を得るReduce処理の2段階に分けてデータ処理を行う。
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