CLOSE UP コラム | 本マグロ養殖場での「深層学習でマグロを数える作業を自動化」する取り組み---マグロ数把握により餌代を最適化

本マグロ養殖場での「深層学習でマグロを数える作業を自動化」する取り組み---マグロ数把握により餌代を最適化

CLOSE UP 事例

2018年01月11日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

本マグロ養殖場での「深層学習でマグロを数える作業を自動化する取り組み」について紹介している。

本マグロ養殖場の効率化

本マグロ養殖場は、総合商社双日の子会社である双日ツナファーム鷹島が運営するもので、九州の北西部に位置する長崎県松浦市の鷹島近海に位置しており、直径40メートルのいけすがずらりと並ぶ。

同社はIoTやAIを活用してマグロ養殖の効率化に挑んでいる。その目玉はマグロを数える作業を深層学習で自動化する取り組みで、養殖コストの約7割を占める餌代の最適化を目指している。

マグロ数の把握

食べ残しが出ないように適切な量の餌を投入するために、マグロの数を正確に把握する必要がある。しかし、従来、マグロのカウントは、職員が目視で行っており、負担が大きいという問題があった。

マグロを数える作業を深層学習で自動化

同社は電通国際情報サービス(ISID)と協業し、「マグロカウントアプリ」を開発。深層学習によって数える作業を自動化した。重なって見える複数のマグロを1匹と数える場合があるため、同アプリは自動認識したマグロの数を職員が適宜手動で修正できる仕組みにしている。

また、いけすにIoTセンサーを取り付け、各種情報を収集し、さらなる効率化を目指している。

以上、下記URLからの要約
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/121800583/122500001/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

最新TOPICS

最新情報はありません。

関連タグ

デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation)

  • 用語集

「デジタルトランスフォーメーション」(DX:Digital transformation)とは、「AIやIoTなどのICTを用いてビジネスや社会システムの基盤についてデジタルを前提とした仕組みに作り替える取り組み」を意味する。「ITの浸透により、企業/産業の事業活動や都市運営などを変革し、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」などの概念である。

Computer Vision(コンピュータビジョン)

  • AI

Computer Visionは、Azureが提供するクラウドベースのイメージ分析サービス。イメージを処理して情報を返す高度なアルゴリズムを利用できる。

Azure IoT Edge(アジュールアイオーティーエッジ)

  • IoT

Azure IoT Edgeは、Azure IoT Hub上に構築されるIoTエッジコンピューティングサービス。

Pentaho(ペンタホ)

  • BI

Pentaho(ペンタホ)とは、データ統合分析基盤であり、BI/BAツール群の総称。多種多様なデータを統合し、さまざまな観点での分析を行える。

サイバーフィジカルシステム(Cyber-Physical System)

  • 用語集

「サイバーフィジカルシステム」とは、現実世界(フィジカル空間)での膨大な観測データなどの情報をサイバー空間で数値化し定量的に分析することで、より高度な社会を実現するために「社会システム効率化」「新産業創出」「知的生産性向上」などを目指すサービスおよびシステム。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

ビッグデータ処理のデータベースとして MySQL HeatWave が最適な理由 〜AWS Aurora/Redshift、GCP BigQuery との性能&コスト比較〜

データ分析の課題をAWS Analyticsサービスで解決する方法

上からも下からもプレッシャー中間管理職の「悩み」をデータの視点で解決 〜タイムリーなデータ活用、円滑な状況共有を導く分かりやすいデータストーリーとは〜

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter