CLOSE UP コラム | 日本航空(JAL)が提供するチャットボット「マカナちゃん」の育て方---「IBM Watson」を活用

日本航空(JAL)が提供するチャットボット「マカナちゃん」の育て方---「IBM Watson」を活用

CLOSE UP 事例

2017年10月26日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

日本航空(JAL)が提供するチャットボット「マカナちゃん」について、AIチャットボットを「育てる」方法について紹介。

チャットボット「マカナちゃん」とは

日本航空(JAL)が提供するチャットボット「マカナちゃん」は、ハワイに関する質問に答えるチャットボット。

「IBM Watson」の「Conversation(会話機能)」を使用して開発した。

2段階の機能強化

第1弾では、ターゲットを「赤ちゃん連れでハワイ旅行を検討している顧客」に絞り、不安や疑問に答えるチャットボットとして、2016年12月から2カ月間提供した。

第2弾では、第1弾の取り組みの経験を生かし改良を行い、「ハワイ旅行を検討している顧客」全員に広げ、2017年7月から2018年3月までサービスを提供している。

チャットボット「マカナちゃん」の育て方

AIに想定質問や答えを学習させる開発チームは6人で、「お母さんチーム」と呼んでいる。

AIが混乱しないように、「いったんここまで覚えさせてから次のステージに進む」など、段階を踏んで慎重に教えていったという。

第3弾へ向けて

『第2弾は満足度が88%と高かったが、WatsonのAPI「Visual Recognition(画像認識)」を新たに活用し、より多くの質問者に満足してもらえるサービス品質を目指す』としている。

以上、下記URLからの要約
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/102401178/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

最新TOPICS

最新情報はありません。

関連タグ

IoT(Internet of Things)

IoT(Internet of Things)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノ(センサーデバイス、デジタルデバイス、工業機械、駆動装置、建物、車など)が、ネットワークを通じてサーバやクラウドサービスに接続されることで、相互情報交換や遠隔制御できる仕組みを指す。

ABEJA Platform(アベジャプラットフォーム)

  • AI

ABEJA Platform(アベジャプラットフォーム)は、AI継続的インテグレーションに必要となる一連のパイプラインを一貫して実装可能なプラットフォーム。

マーケティングオートメーション(Marketing Automation)

  • 用語集

「マーケティングオートメーション(Marketing Automation:MA)」とは、デジタルマーケティングのプロセスの一部を自動化するソリューションプラットフォームである。

Computer Vision(コンピュータビジョン)

  • AI

Computer Visionは、Azureが提供するクラウドベースのイメージ分析サービス。イメージを処理して情報を返す高度なアルゴリズムを利用できる。

OPTiM AI Store(オプティムエーアイストア)

  • AI

OPTiM AI Storeは、オプティムが提供する小売店舗省人化AIサービス。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

ビッグデータ処理のデータベースとして MySQL HeatWave が最適な理由 〜AWS Aurora/Redshift、GCP BigQuery との性能&コスト比較〜

注目のDB技術「HTAP」とは? ~手軽に、かつ高速に、リアルタイム分析を実現する方法~

データ分析の課題をAWS Analyticsサービスで解決する方法

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter