CLOSE UP コラム | 富士フイルムやパナソニックなど、社会インフラAI点検サービスへ事業参入---橋梁などの画像を詳細にAI解析

富士フイルムやパナソニックなど、社会インフラAI点検サービスへ事業参入---橋梁などの画像を詳細にAI解析

CLOSE UP 事例

2018年04月05日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

富士フイルムやパナソニックなどが、社会インフラAI点検サービスの提供を新たに開始する。

社会インフラAI点検サービスとは

1960~70年代の高度経済成長期に整備された社会インフラは耐用年数が近づき、点検や補修ニーズが高まっている。熟練の検査員が巡回する目視点検では相当な時間を要するため効率化が求められていた。

社会インフラAI点検サービスとは、橋梁などの画像を詳細に解析して異常がないか点検するサービスで、社会インフラ安全確保への貢献が期待されている。

富士フイルムの場合

富士フイルムは、4月3日から、社会インフラ点検事業を開始し、主にゼネコンなどを対象とした法人向けサービスの提供を始める。

橋梁などのコンクリート表面をデジカメで撮影しサーバに送信する。AI解析によって幅0.1ミリ以上のひび割れを検知し、画像上に赤色で表示して補修などにつなげる。

AI画像解析は、同社が医療用画像診断システムで培った技術を応用している。

パナソニックの場合

パナソニックは、4月2日、「4K画像活用構造物点検サービス」の提供開始を発表した。

橋梁を解像度の高いカメラで撮影し、その静止画と動画を分析し、振幅やたわみなどから劣化や異常の有無を把握して顧客にレポートを提供する。

以上、下記URLからの要約
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180403/bsc1804030500002-n1.htm


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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