CLOSE UP コラム | 日販×富士通、書店向けAI自動選書サービス「SeleBoo」の提供開始へ---書店コンセプトや客層に合わせた自動選書

日販×富士通、書店向けAI自動選書サービス「SeleBoo」の提供開始へ---書店コンセプトや客層に合わせた自動選書

CLOSE UP 事例

2018年05月17日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

日本出版販売(日販)と富士通は、5月14日、AIが自動で選書を行うサービス「SeleBoo(セレブー)」を共同開発し、2018年夏より全国の取引書店に向けて提供を開始すると発表した。

「SeleBoo」とは

「SeleBoo」は「Select Book」の略。

国内で流通する約60万点の書籍から、「書店売り場のコンセプト」や「書店の客層」に合わせた書籍リストをビッグデータ分析により導き出すAI選書サービス。

ビッグデータ分析

「日販が持つ約350万点の書誌情報」「全国約3000書店の販売実績情報」などに加え、「DBpedia」や「Lod4all」などのオープンデータを、富士通のAIを活用したビッグデータ分析サービス「マーケティングAIコンテナ」で分析し、書店や小売店向けにテーマ/客層に合った本を選定しリスト化する。

日販は、取引書店への書籍提案/店頭フェア/イベントなどにそのリストを活用する。

今後の展開

今後、両社は、同サービスを通じて出版業界における市場の活性化を図るとともに、他業界の商品やサービス(カフェや雑貨など)と書籍とのマッチングによる新たなビジネスモデルの確立も目指す。

以上、下記URLからの要約
https://news.mynavi.jp/article/20180514-630403/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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