CLOSE UP コラム | 【AI】Books&Company、「AIによる小説執筆プロジェクト」を開始---商業出版レベルの小説を目指す

【AI】Books&Company、「AIによる小説執筆プロジェクト」を開始---商業出版レベルの小説を目指す

CLOSE UP 事例

2018年06月28日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

電子書籍の制作/配信/販売システム開発などを手掛ける「Books&Company」は、6月25日、「AIによる小説執筆プロジェクト」を開始したと発表した。商業出版できるレベルの小説の完成を目指す。

AIの小説執筆プロセス

AIに教師データとなる「著名作家の作品」「Webサイト」「辞書データから収集した知識」などを学習させる。その後、学習が適切かどうかについて、AIに質問し修正するというサイクルを繰り返す。

自然言語処理でAIが文章の意味や意図を理解できるようになったら、小説を執筆するための構造化データを付与する。AIが小説の構造パターンを分析することで文章を生成するという。

生成された小説が「作品」のクオリティーに達するまで修正を繰り返し、一定の品質に達したら人間による校正を経て出版する計画。

今後の展開

現段階では、教師データをAIに学習させ、学習が適切かどうかをAIに質問して修正するまでのトライアルが終了。今後、本格的な学習用データセットを用意し、コンピュータが自ら学習するディープラーニングを始める予定。

同社によると、ヒット作品を効率良く生み出すことが期待できるとして、軌道に乗った段階で、映画/ドラマ/ゲームシナリオの作成などの横展開も視野に入れるとしている。

以上、下記URLからの要約
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/25/news135.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

最新TOPICS

最新情報はありません。

関連タグ

NB-IoT(Narrow Band-IoT)

  • 用語集

LPWA性能を持ったLTEの規格。IoTで使うことを前提に、既存のLTEを拡張し、LTEより簡単に低速と低電力化を実現する。

Pentaho(ペンタホ)

  • BI

Pentaho(ペンタホ)とは、データ統合分析基盤であり、BI/BAツール群の総称。多種多様なデータを統合し、さまざまな観点での分析を行える。

IoT(Internet of Things)

IoT(Internet of Things)とは、従来インターネットに接続されていなかったさまざまなモノ(センサーデバイス、デジタルデバイス、工業機械、駆動装置、建物、車など)が、ネットワークを通じてサーバやクラウドサービスに接続されることで、相互情報交換や遠隔制御できる仕組みを指す。

OPTiM AI Store(オプティムエーアイストア)

  • AI

OPTiM AI Storeは、オプティムが提供する小売店舗省人化AIサービス。

ビッグデータ(Big Data)

「ビッグデータ(Big Data)」とは、一般的なソフトウェアの能力を超えたサイズのデータ集合であり、従来のデータベース管理システムでは「記録」「保管」「管理」「解析」などの処理が難しいほどの巨大で複雑なデータ群。「インターネット普及」「コンピュータの処理速度」「クラウド技術向上」などに伴い、日々大量に生成され溢れている大容量デジタルデータを指す。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

注目のDB技術「HTAP」とは? ~手軽に、かつ高速に、リアルタイム分析を実現する方法~

データ分析の課題をAWS Analyticsサービスで解決する方法

データ活用におけるクレンジングの課題 〜「データ連携ツールを使っても非エンジニアには負担」の解決策〜

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter