CLOSE UP コラム | ダイハツ工業、IoT自動車点検システムを開発---作業時間3割短縮、整備品質向上

ダイハツ工業、IoT自動車点検システムを開発---作業時間3割短縮、整備品質向上

CLOSE UP 事例

2018年04月19日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

ダイハツ工業は、音声による「IoT自動車点検結果入力システム」を開発した。

IoT自動車点検

システムは、ウエアラブルマイクや専用タブレット端末などのIoT機器で構成される。

整備士の胸元に付けたウエアラブルマイクのスピーカーを通じ、システムが点検項目を読み上げる。

読み上げられた作業を終えると、整備士が「良好」や「交換」などの結果を発話し、システムが高精度に認識し内容を自動記録する。

また、タイヤなどのボルト締め付け時の数値を記録しデータ転送できるデジタルトルクレンチも用いる。

導入メリット

・整備士不足に対応
・作業時間を3割短縮---工具と筆記具を持ち替える手間を省く
・音声入力によるタイムリーで正確な記録保存
・整備品質向上
・顧客管理体制強化---点検整備シートの電子化
・各点検項目の所要時間記録
・新人教育にも活用

今後の展開

第1号として、2月に南国店(高知県南国市)へ導入した。3年かけて全国の販売店に展開する考え。

まず、6カ月定期や12カ月定期点検を効率化し、将来は車検での活用も目指すとしている。

以上、下記URLからの要約
https://newswitch.jp/p/12628


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

最新TOPICS

最新情報はありません。

関連タグ

スマートスピーカー(Smart Speaker)

  • 用語集

スマートスピーカー(Smart Speaker)とは、対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つワイヤレススピーカーを指す。

Amazon SageMaker(アマゾンセージメイカー)

  • AI

Amazon SageMakerは、さまざまな規模の機械学習モデルを迅速かつ簡単に構築+トレーニング+デプロイできるフルマネージド型機械学習プラットフォーム。

CAIWA Service Viii(カイワサービスヴィー)

  • AI

「CAIWA Service Viii(カイワサービスヴィー)」は対話型自動応答AIサービスで、主にチャットボットとしてエンドユーザーからの問い合わせに対応する機能を提供する。

デジタルトランスフォーメーション(Digital transformation)

  • 用語集

「デジタルトランスフォーメーション」(DX:Digital transformation)とは、「AIやIoTなどのICTを用いてビジネスや社会システムの基盤についてデジタルを前提とした仕組みに作り替える取り組み」を意味する。「ITの浸透により、企業/産業の事業活動や都市運営などを変革し、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」などの概念である。

自動運転車(Autonomous Car)

  • 用語集

自動運転車は、電子制御と自動運転装置を使用して、人間の手を介さずに出発地から目的地まで走行できる機能を有する。車両に搭載されたレーダー/カメラなどのセンサー類と、GPS(全地球測位システム)などを利用して、周囲の状況を把握して車両の走行制御を行う。

バックナンバー

関連記事

無料資料プレゼント

2021/03/04 セキュリティDAYS Keyspider資料

講演資料を見るには、 プライバシーポリシーに同意して、送付先メールアドレスをご入力しご請求ください。

またご入力いただきました情報は、当該資料の作成・提供企業とも共有させていただき、当社及び各社のサービス、製品、セミナー、イベントなどのご案内に使用させていただきます。

本資料を見るには次の画面でアンケートに回答していただく必要があります。



セミナー講演資料公開中

データ分析の課題をAWS Analyticsサービスで解決する方法

データ活用におけるクレンジングの課題 〜「データ連携ツールを使っても非エンジニアには負担」の解決策〜

上からも下からもプレッシャー中間管理職の「悩み」をデータの視点で解決 〜タイムリーなデータ活用、円滑な状況共有を導く分かりやすいデータストーリーとは〜

  • 書籍

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter