CLOSE UP コラム | 【IoT】ソフトバンクグループ、スマート養鶏サービス「養鶏IoTシステム」の提供開始へ---鶏舎内作業を自動化、データに基づく養鶏へ

【IoT】ソフトバンクグループ、スマート養鶏サービス「養鶏IoTシステム」の提供開始へ---鶏舎内作業を自動化、データに基づく養鶏へ

CLOSE UP 事例

2018年05月31日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

ソフトバンクグループのPSソリューションズなど3社は、農業向けIoTソリューション「e-kakashi」の第1弾として、2018年秋に「養鶏IoTシステム」の提供開始を予定している。

スマート養鶏サービス

養鶏IoTサービスは、自然換気で管理可能な「開放鶏舎」に、各種IoT機器を取り付けることで鶏舎内の環境情報を管理し、作業を自動化できるようにするサービス。

特徴的な機能として「①IoTセンサーで鶏舎内の環境を見える化」「②IoTモーターによる鶏舎カーテンの自動開閉」「③モバイル飼養管理日誌の作成」などがある。

データ収集+分析

「e-kakashi」で実績のあるIoTセンサーを用い、鶏舎内の温度/湿度/二酸化炭素/酸素/アンモニアなどのデータをクラウドサーバへ送信する。状況はスマートフォンなどで確認でき、鶏舎内の環境に急変があった場合にはアラートを通知する。

飼育している鶏の体重や死んだ個体数などはモバイル機器から簡単に入力できる。

「飼養成績」「作業者の行動履歴」「IoTセンサーで取得した環境情報」などのデータの一括管理が可能になる。

これらのデータはAIで分析し、「経験と勘の養鶏」から「データに基づいた知識体系の整理+eマニュアル作成」などにつなげる。

以上、下記URLからの要約
https://wirelesswire.jp/2018/05/65243/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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