CLOSE UP コラム | サッポログループ、社内問い合わせ業務効率化のためのAI活用事例---対応業務を45%削減

サッポログループ、社内問い合わせ業務効率化のためのAI活用事例---対応業務を45%削減

CLOSE UP 事例

2017年07月24日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

サッポロホールディングスと野村総合研究所(NRI)は共同で、AI(人工知能)技術を用いてグループ全体の社内問い合わせ業務効率化を推進するための実証実験を実施した。

実証実験

サッポログループ従業員を対象に実施し、グループ本社機能分担会社「サッポログループマネジメント」が、NRIのAIソリューション「TRAINA/トレイナ」を用いて行った。

サッポログループマネジメントが抱える課題

サッポログループの社員からサッポログループマネジメントへの問い合わせ対応業務において、メール/電話による対人対応業務では、「複雑な問い合わせに対応する業務負荷の高さ」「回答待ちの時間が発生」「不満が解決されにくい」「申請手続きがわかりにくい」などの課題があった。

「問い合わせ者」「回答者」の双方の負荷軽減

問い合わせ者が「TRAINA」で質問を入力すると、「質問を具体化するための質問」や「回答」が返される。

解決できない場合は、必要な情報が自動入力された申請画面から問い合わせを行うことにより、「問い合わせ者」「回答者」の双方の負荷が軽減される。

負荷軽減効果

実験期間中に発生した問い合わせ件数の45%が、人手をかけずにAIで回答可能であることが確認できた。

展開予定

年内に実際の業務でAIの利用を開始し、グループ会社への展開を予定している。

以上、下記URLからの要約
https://jinjibu.jp/news/detl/13239/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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IoTプラットフォームサービスは、楽天コミュニケーションズが提供するIoTビジネス向け通信環境構築サービス。

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  • AI

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