2017年10月19日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一
日立システムズと中央電子は、2017年9月21日、組み立て製造現場の生産性向上を目的とする「データ分析ソリューション実証実験」の結果について発表した。
実証実験は、2017年6~7月にかけて、中央電子の山梨明野事業所で実施された。
中央電子の過去3年分の製造データから、統計ツールを用いて、製品/工程/作業者別の作業実績グラフを作成した。
作成した作業実績グラフに対して、日立システムズの独自分析手法「生産性改善テンプレート」を用いて、「品質にばらつきがある工程」などの生産性低下要因と思われる工程の絞り込みを行った。
それらの工程について、生産性改善のための仮説を立案し、「過去行われたベテラン作業者からの提案に基づいて実施した改善施策」と照合した。
その結果、中央電子が過去に行った改善施策について、機械学習によりすべて発見でき、全体および工程別の改善効果を定量的に把握できた。
さらに、ベテラン作業者も気付けなかった新たな改善ポイントを2つの工程で発見した。
両社は今後、さまざまな生産方式における効率化の検証を進める。
将来的には、より多くのデータをクラウド上に集約し、「データ解析技術」「AI技術」などを活用して、製造業全般へ向けて、生産性向上/品質改善を支援するサービスの提供を目指す。
以上、下記URLからの要約
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1710/17/news011.html
1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。
最新情報はありません。
FUJITSU Cloud Service K5 IoT Platform(フジツウクラウドサービスK5IoTプラットフォーム)は、IoTデータ活用基盤サービス。
Amazon SageMakerは、さまざまな規模の機械学習モデルを迅速かつ簡単に構築+トレーニング+デプロイできるフルマネージド型機械学習プラットフォーム。
「CAIWA Service Viii(カイワサービスヴィー)」は対話型自動応答AIサービスで、主にチャットボットとしてエンドユーザーからの問い合わせに対応する機能を提供する。
「データインテグレーション」とは「データ統合」を意味し、「さまざまなデータソースからデータを統合して、意思決定に必要となる情報を得るためのシステムプロセスとビジネスプロセスの組み合わせ」を意味する。
Analytics News ACCESS RANKING