2017年10月26日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一
国土地理院の地形図は、これまで人力による測量で修正されてきたが、「登山道」修正に不特定多数の人による移動経路のビッグデータも活用されることになった。
国土地理院は、2017年10月19日から、企業や団体を対象として、保有している「電子化された登山者の移動経路ビッグデータ」の募集を開始した。
これまでは測量専門員が、GPS機器を使って実際に現地を歩き、その結果をもとに地形図を修正していた。しかしこの方法では、多くの時間と労力を要することが課題となっていた。
スマートフォンなどの機器も普及し、GPS精度向上などの環境が整ってきたことにより、「計測の効率化/迅速化」を目的として、ビッグデータ活用による地形図修正に至った。
国土地理院は、導入にあたり、多くのデータを取得すれば精度のうえでも問題がないことを検証している。
当初は「2万5000分の1地形図」が対象となる。その後、他の縮尺の地形図にも修正が反映されていく見込みとしている。
「地形図修正作業の迅速化」の他に、「GPSのない時代に計測された地図精度の向上」や「崩落などで付け替えられている登山道を適切に修正」などの効果が期待されている。
以上、下記URLからの要約
https://trafficnews.jp/post/78846/1
1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。
最新情報はありません。
データ・プレパレーションとは「分析に必要とされるさまざまな非定型データを収集/整形し、迅速な分析開始のためのサポートを行う機能」を意味する。データ・プレパレーションを直訳すると「データの準備」であり、さまざまなデータソースから大量のデータを取得し、次のデータ分析ステップのための準備を行うことを指す。
ロボット(Robot)は、人の代わりに何等かの作業を自律的に行う装置もしくは機械のことで、人間をはじめとする動物の動きを基本に動作する。「産業用ロボット」「サービスロボット」「アミューズメントロボット」「コンピュータプログラム」などに大別される。
「機械学習(Machine Learning)」とは、人間が学習する基本的な仕組みをコンピュータで再現し実現する技術の総称を指す。機械学習では、学習ベースとなる大量のサンプルデータを入力値として用いて、繰り返し解析を行うことで、データから有用な「規則」「ルール」「知識表現」「判断基準」などを抽出し機械学習モデルを構築していく。
Analytics News ACCESS RANKING