CLOSE UP コラム | 静岡県藤枝市、IoTとLPWAで「小1児童の登下校を見守る」実証実験を開始---ランドセルの「GPSトラッカー」で登下校を把握

静岡県藤枝市、IoTとLPWAで「小1児童の登下校を見守る」実証実験を開始---ランドセルの「GPSトラッカー」で登下校を把握

CLOSE UP 事例

2017年10月19日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

静岡県藤枝市は、2017年10月16日より、「藤枝市小1児童登下校お知らせサービス実証実験」を開始した。技術面でソフトバンクが協力し、IoTと広域通信網「LPWA」を利用して、小学生児童の登下校の見守りに活用する。

小学生児童登下校見守りシステム

保護者が児童たちのランドセルなどに「GPSトラッカー」を取り付ける。児童が自宅から学校に向かうまでの間、GPSトラッカーが約5分間隔で児童の位置を測定し、広域通信網「LPWA」を使用して、クラウドに送信する。

小学校の昇降口付近には、「Bluetooth Low Energy」を使用した通信機(ゲートウェイ)が設置されていて、児童が登校したことが保護者宛にメールで通知される。

保護者はブラウザからクラウドにアクセスし、児童の直近の位置を確認できる。

市立小学校全17校に拡大

藤枝市によると、まず藤枝市立青島小学校の1年生を対象に先行開始し、2018年1月から市立小学校全17校に拡大する予定。

ソフトバンクも、「今後も藤枝市とのIoT分野における連携を強化し、LPWAネットワークを活用したさまざまなサービス開発/実証に取り組んでいく」としている。

以上、下記URLからの要約
https://robotstart.info/2017/10/17/fujieda-iot-lpwa.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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