CLOSE UP コラム | 弘前大学×東北電力、AIによる「津軽弁」のテキスト化に成功---94%の精度に達成、今後は標準語への変換に取り組む

弘前大学×東北電力、AIによる「津軽弁」のテキスト化に成功---94%の精度に達成、今後は標準語への変換に取り組む

CLOSE UP 事例

2018年03月01日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

青森県の弘前大学と東北電力は、研究を進めていた「AI(人工知能)を用いて津軽弁を標準語に変換する技術」についての研究経過を発表した。

「津軽弁」とは

津軽弁は、青森県の津軽地方で使われている東北方言で、独特な言い回しにより、日本語を話せる人が聞いても解読が難解なことがある。

研究経過

今回の研究の経過報告では、AIが津軽弁を文字に起こすところまで成功したというもの。

津軽弁の独特の言い回しなどをAIに覚えさせることで、会話を正確に文字で表示することに成功し、精度は94%まで高まっているとしている。

サンプルデータ

研究では、東北電力のコールセンターで録音された10通りの会話について、津軽弁を話す20代~70代の男女12人に読んでもらい、その内容をAIに学習させた。

医療分野での活用へ

医療現場において、津軽弁を話せない赴任してきた医師が、津軽弁を話す患者が言っていることを誤認するケースが少なくない。

今後は、標準語への変換にも取り組んでいき、津軽弁を標準語に高精度で変換できるようになることで、医療現場での実用化が期待されている。

以上、下記URLからの要約
http://news.livedoor.com/article/detail/14326277/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

関連タグ

ディープラーニング(Deep Learning)

  • 用語集

「ディープラーニング(Deep Learning:深層学習)」とは、コンピュータによる機械学習の1種であり、人間の脳の階層構造をコンピュータで再現しようと言うアイデアに基づいた「ニューラルネットワーク」を改良し、画像や音声などの認識や、自動運転などの複雑な判断を可能にする。

Azure Databricks(アジュールデータブリックス)

  • AI

Azure Databricks(アジュールデータブリックス)は、Azureプラットフォームに最適化された「Apache Sparkベース」の分析プラットフォーム。

機械学習(Machine Learning)

「機械学習(Machine Learning)」とは、人間が学習する基本的な仕組みをコンピュータで再現し実現する技術の総称を指す。機械学習では、学習ベースとなる大量のサンプルデータを入力値として用いて、繰り返し解析を行うことで、データから有用な「規則」「ルール」「知識表現」「判断基準」などを抽出し機械学習モデルを構築していく。

スマートファクトリー(Smart Factory)

  • 用語集

スマートファクトリー(Smart Factory)とは、「工場全体の効率的な稼働を実現することで最大の利益を生み出す環境を整えた工場」を意味する。

Amazon SageMaker(アマゾンセージメイカー)

  • AI

Amazon SageMakerは、さまざまな規模の機械学習モデルを迅速かつ簡単に構築+トレーニング+デプロイできるフルマネージド型機械学習プラットフォーム。

バックナンバー

関連記事

  • KSKサイド004

Analytics News ACCESS RANKING

facebook

twitter