CLOSE UP コラム | モノづくりの現場を支えるIoT。OKIが自社事例を公開。

モノづくりの現場を支えるIoT。OKIが自社事例を公開。

CLOSE UP 事例

2017年07月24日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

沖電気工業株式会社(OKI)は2017年6月に開催された顧客向けイベント「OKI Styleセミナー2017 in 東京」において、同社の事例を発表。モノづくりを支えるIoTの取り組みや研究開発の動向を、最新の事例をまじえて紹介した。

世界一の生産ラインを目指した、IoTによる組み立て支援事例。

OKIでは10年後を見据えて、IoTや人工知能を活用したモノづくりの強化とサービス事業支援が行えるようICT基盤を整備を進めている。

たとえば、メカトロシステムの富岡工場(群馬県富岡市)の事例では、コンビニ向けATMや流通業界向けの現金処理機、旅客交通市場向けの発券端末などを生産している同工場に、組み立て支援の取り組みにIoTを導入している。

ATMなど同工場が手がける製品は、メカトロ生産における部品製造から出荷梱包まで一貫した生産工場で、生産品目が多岐にわたる多品種少量製品となっている。IoTを活用した組み立て支援システム(プロジェクション組み立てシステム)によって、作業者の早期習熟、製品組み立て品質の安定、継続的な組み立て作業改善や改革を行い、多品種少量製品を実現した世界ナンバーワンの生産ラインを目指している。

また一般企業向けPBX(各種電話機、交換機、周辺端末)無線端末、ホームゲートウェイ端末などを生産する本庄工場(埼玉県本庄市)の事例では、工程の適正化および品質のトレーサビリティーを目的にした独自の工程管理システムを導入。IoTを活用することで生産ラインの不具合をリアルタイムで把握する「見える化」に取り組んでいる。

以上、下記URLからの要約
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1706/13/news039.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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