CLOSE UP コラム | 「オフィスの使われ方」をIoTで見える化する共同実証---打ち合わせスペースがいつどのように使われているのかグラフィカルに表示

「オフィスの使われ方」をIoTで見える化する共同実証---打ち合わせスペースがいつどのように使われているのかグラフィカルに表示

CLOSE UP 事例

2017年09月07日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

清水建設とNTTテクノクロスは、8月29日、IoT基盤とビッグデータを活用し、「オフィスの使われ方」を見える化する共同実証を実施すると発表した。

実施予定

期間は2017年9月~2018年3月を予定。

実証実験は、NTTテクノクロスの横浜事業所(横浜市西区)において行われる。

実証システム

清水建設が開発した「施設内IoT基盤システム」と、NTTテクノクロスが取り扱うデータ解析・見える化システム「Yellowfin(イエローフィン)」を活用。

「施設内IoT基盤システム」を介してIoT無線センサーが計測した、人やモノの動きに関するデータを集積してビッグデータ解析を実施し、「Yellowfin」により解析結果を見える化する。

データ解析には、オープンソースソフトウエアの検索エンジン「Elasticsearch」を採用している。

「オフィスの使われ方」を見える化

約50台のIoT無線センサーを、「打ち合わせスペースの机」「階段」「通路」「トイレの各ブース」などに設置して、「各執務スペースの利用人数」「利用時間帯」「利用頻度」などの各種データを計測して見える化を行う。

「打ち合わせスペースの使われ方」を例にすると、「よく利用される時間帯や曜日」「1回の打ち合わせにかかる時間」「机やいすの利用頻度」などをグラフィカルに表示する。

結果の活用

NTTテクノクロスでは、この結果を踏まえ、オフィスの使い方やあり方の改善による生産性向上を図るほか、働き方改革につなげていくとしている。

以上、下記URLからの要約
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170904/bsj1709040500004-n1.htm


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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