CLOSE UP コラム | 日立、IoTで建設現場の生産性/安全性を向上させるシステムを開発---屋内/屋外問わずに位置情報把握が可能

日立、IoTで建設現場の生産性/安全性を向上させるシステムを開発---屋内/屋外問わずに位置情報把握が可能

CLOSE UP 事例

2018年04月05日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

日立製作所は、IoT技術を活用した、建設現場の生産性や安全性の向上を実現するシステムを開発した。現場実証を繰り返し、システムの商用化を目指していく。

システム概要

このシステムは、「専用端末」「クリーンビーコン」「GPS」などを用いることで、屋内/屋外問わずシームレスに作業者や建設機材の位置情報をリアルタイムに把握できる。

通信には920MHz帯通信を使用することで、電波障害に強い通信機能を提供する。

導入メリット

「作業員の余剰/不足の検知」や「人員の適正配置」を可能にし、生産性の向上に貢献する。

また、端末に内蔵した3軸加速度センサーや気圧センサーにより、「転倒などの危険動作」「熱中症環境」「立入禁止区域などへの進入」を迅速に察知し、安全性の向上を図れる。

専用端末を用いることで、携帯電話などのスマートデバイスの導入が不要となり、低コストでの導入が可能となる。

位置情報把握

作業員や建設機材の位置情報の把握に、「屋内の建設現場ではビーコン」「屋外の建設現場ではGPS」を活用することで、携帯電話の電波状況に左右されることなく、屋内外を問わないシームレスかつリアルタイムな位置情報の把握を可能にした。

以上、下記URLからの要約
https://bp-affairs.com/news/2018/03/20180329-6942.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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