CLOSE UP コラム | 【IoT】KDDI総合研究所、新型「IoTスマートブイ」を開発---LPWAに対応、大幅な軽量化/省電力化、約1年間の連続稼働が可能

【IoT】KDDI総合研究所、新型「IoTスマートブイ」を開発---LPWAに対応、大幅な軽量化/省電力化、約1年間の連続稼働が可能

CLOSE UP 事例

2018年06月21日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

KDDI総合研究所は、6月19日、「IoTスマートブイ」を開発したと発表した。従来のスマートブイと比較して大幅に軽量化/省電力化したもので漁業の効率化に貢献する。

IoTスマートブイ

開発されたIoTスマートブイは、単独での通信機能を持ち、計測したさまざまなデータを通信/管理できる。

従来モデルのLTEに加えて、IoT向け無線通信方式「LPWA(Low Power Wide Area)」対応の通信モジュールも搭載可能となっている。重さは、従来モデルが22kgなのに対して11.4kgと軽量化している。

連続稼働時間の大幅延長

連続稼働時間は、従来モデルの約1ヶ月から約1年に延びている。

新型モデルでは浸水による発火の危険性が少ない二次電池とソーラーパネルを組み合わせて利用することで、電池交換などのメンテナンス不要での1年間の連続稼働ができるようになっている。

実証実験結果

これまでの実証実験では、「漁獲量実績データ」「スマートブイで得られる各種センサーデータ」「周辺の気象データ」などを組み合わせて分析することで、大まかな漁獲量予測が可能との結果が得られている。

以上、下記URLからの要約
http://www.gapsis.jp/2018/06/kddi-smart-buoy.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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