CLOSE UP コラム | 【AI】成田国際空港、「AI自動装着機能付き旅客搭乗橋」を試験導入へ---AI画像認識で飛行機ドア位置を確認

【AI】成田国際空港、「AI自動装着機能付き旅客搭乗橋」を試験導入へ---AI画像認識で飛行機ドア位置を確認

CLOSE UP 事例

2018年07月06日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

成田国際空港(NAA)は、7月5日、AIや画像認識技術を用いた自動装着機能を持つ「旅客搭乗橋」を2018年度末を目処に試験導入することを発表した。

自動装着機能付き旅客搭乗橋

マニュアル操作で行っている搭乗橋のターミナルビルから飛行機への接続について、AI自動装着機能により自動化を図る。

AI自動装着機能を導入し、画像認識技術を用いて飛行機のドアを認識する。「駐機位置のずれ」や「悪天候などによる環境変化」に対しても、蓄積された画像データをもとにAIがドア位置を特定し正確な接続が可能になる。

技術的には完全自動装着も可能とのことだが、安全性を担保するために飛行機の10cm手前で停止し、最後の接続はマニュアル操作で行なう。

導入の目的

この技術の導入により、個々人の技量による装着の品質の差異をなくし、やり直し/ヒューマンエラーなどを防げるようになることで、利用者のスムーズな降機につながるとしている。

導入予定

この自動装着機能付き搭乗橋は、2019年3月を目処に、第2ターミナル64番スポットに導入を予定している。

試験導入で有用性が確認されれば、ほかの搭乗橋への導入に向けての検討を進めるとしている。

以上、下記URLからの要約
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1131435.html


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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