CLOSE UP コラム | NTT西日本、AIを活用した道路路面予防保全管理手法トライアルを実施---汎用品(ビデオカメラとスマートフォン)での低コスト検査実施手法

NTT西日本、AIを活用した道路路面予防保全管理手法トライアルを実施---汎用品(ビデオカメラとスマートフォン)での低コスト検査実施手法

CLOSE UP 事例

2017年11月16日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

NTT西日本は、道路路面における広範囲な予防保全管理を低コストで省力化して実現できるように、AI(人工知能)を活用した手法のトライアルを実施する。

AIによる道路路面診断トライアル

トライアルは、NTT西日本とICT連携協定を締結している大阪府堺市内の生活道路の延長約200kmで実施し、有用性を確認する。

トライアルでは、汎用的機材とAIを組み合わせることで、道路路面の状況に関する「データ収集」「データ解析・診断」「解析・診断結果の見える化」をワンストップで実施する。

「高価な機材や専用車両を利用した従来型の手法に対するコストの優位性」や「道路パトロールによる人間の目視点検に対する業務の効率化」についての検証を行う。

汎用品でのデータ収集

データ収集には、市販のビデオカメラとスマートフォンを一般車両に設置して利用する。

「ビデオカメラで撮影した路面画像」「スマートフォンのセンサーで検知した加速度や角速度」を解析に利用する。

道路のライフサイクルコスト最適化

トライアルを通じて、効率的な道路修繕計画の策定支援を目指すとしている。

以上、下記URLからの要約
https://wirelesswire.jp/2017/11/62000/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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