CLOSE UP コラム | Google主催「機械学習スタートアップコンペ」、優勝3チームが決定---20万ドル分のGCPクレジット他が提供

Google主催「機械学習スタートアップコンペ」、優勝3チームが決定---20万ドル分のGCPクレジット他が提供

CLOSE UP ニュース

2017年07月25日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

Googleが主催した「機械学習を利用するスタートアップのコンペ」にて、350あまりの応募チームの中から、3つの優勝チームが決定された。

スタートアップコンペの目的

Googleとして、このイベントは「マシンインテリジェンスのスタートアップと友好関係を築く」という意味合いも持つ。

GCP(Google Cloud Platform)のマーケティング/パブリシティの一環でもある。すべての決勝出場チームに、20万ドル分のGCPクレジットが提供される。

優勝チーム① DCVC賞「BrainSpec」

「BrainSpec」は、医師がMRIデータから脳の代謝産物を測定するためのプラットフォーム。代謝産物は、「脳の損傷」や「アルツハイマー病」などの脳疾患を理解するための鍵と言われている。

副賞として、50万ドルの投資が提供される。

優勝チーム② Emergence Capital賞「LiftIgniter」

「LiftIgniter」は「機械学習によるリコメンデーションシステムAPI」。個人化リコメンドにおいて、前月比成長率22%を達成している。

副賞として、50万ドルの投資が提供される。

優勝チーム③ Built with Google賞「PicnicHealth」

「PicnicHealth」は、同社の集中管理型デジタル医療記録システムに機械学習を適用して、製薬企業/研究集団向けに分析データを提供するシステム。

副賞として、100万ドルのGCPクレジットが提供される。

以上、下記URLからの要約
http://jp.techcrunch.com/2017/07/14/20170713here-are-the-winners-of-the-google-cloud-machine-learning-pitch-off/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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  • 用語集

「ディープラーニング(Deep Learning:深層学習)」とは、コンピュータによる機械学習の1種であり、人間の脳の階層構造をコンピュータで再現しようと言うアイデアに基づいた「ニューラルネットワーク」を改良し、画像や音声などの認識や、自動運転などの複雑な判断を可能にする。

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SAS Visual Analytics(エスエーエスビジュアルアナリティクス)は、すべての機能を単一の統合インメモリ環境で活用できるBI(ビジネスインテリジェンス)ツール。

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