CLOSE UP コラム | SOMPOホールディングス、エッジサーバベースの「AI音声認識システム」を導入へ---深層学習解析専用環境「エッジAIセンター」も構築

SOMPOホールディングス、エッジサーバベースの「AI音声認識システム」を導入へ---深層学習解析専用環境「エッジAIセンター」も構築

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2017年09月28日
オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

SOMPOホールディングスグループの損害保険ジャパン日本興亜は、2018年2月から、全国約300拠点の保険金支払担当部署に「AI音声認識システム」を導入する。

「AI音声認識システム」とは

同システムは、保険金支払いに関する問い合わせから支払いまでの電話応対時の音声データを、リアルタイムにテキストデータに変換して解析する機能を提供する。

テキストデータから特定キーワードを抽出して、顧客が「怒っているか」「喜んでいるか」などの感情分析も可能。

データ処理は、レスポンスを高めるため、クラウドには送らず、拠点内に構築するエッジサーバが行う。

導入効果の見通し

通話内容記録は、今まで担当者がPCに手入力していたが、このシステム導入により、記録作業時間を15%減らせる見通しであるとしている。

機能拡張予定

将来は、音声データをAWS上に収集し、ビッグデータ解析を行い、経験の浅い担当者をサポートできるように活用する予定としている。

「エッジAIセンター」を構築

SOMPOホールディングス、SOMPOシステムズ、NTT東日本の3社は、2017年6月、深層学習データ処理システム「エッジAIセンター」を構築した。

画像/音声などの大量データを深層学習解析する専用環境として活用される。

以上、下記URLからの要約
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/090600369/090600005/


著者プロフィール

オープンソース活用研究所 所長 寺田雄一

1993年、株式会社野村総合研究所(NRI)入社。 インフラ系エンジニア、ITアーキテクトとして、証券会社基幹系システム、証券オンライントレードシステム、損保代理店システム、大手流通業基幹系システムなど、大規模システムのアーキテクチャ設計、基盤構築に従事。 2003年、NRI社内に、オープンソースの専門組織の設立を企画、10月に日本初となるオープンソース・ソリューションセンター設立。 2006年、社内ベンチャー制度にて、オープンソース・ワンストップサービス 「OpenStandia(オープンスタンディア)」事業を開始。オープンソースを活用した、企業情報ポータル、情報分析、シングルサインオン、統合ID管理、ドキュメント管理、統合業務システム(ERP)などの事業を次々と展開。 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI),OpenAMコンソーシアムなどの業界団体も設立。同会の理事、会長や、NPO法人日本ADempiereの理事などを歴任。 2013年、NRIを退社し、株式会社オープンソース活用研究所を設立。

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